40代からの転職は他の年代とどう違うのか？【PR】

40代の転職

更新日：2023年09月27日

公開日：2020年06月16日

40代の転職は一般的には難しいとされており、20代や30代と同じような転職活動をしているだけではなかなか採用には至らないのが現実。

吸収力や柔軟性があり、企業側の社風文化にも適応できる20代、30代の転職では、未経験でもキャリアチェンジへのチャンスがあるため転職の幅は多岐にわたります。それに比べ、40代は柔軟性や適応力がネックとなり、未経験のキャリアチェンジは厳しいものに。そのため同業界や、同職種など、選べる範囲がある程度決まってしまいます。

しかし、近年では転職市場にて40代向けの求人数が増加していることから、これまで言われていきた「転職35歳限界説」は崩れつつあります。その背景には、マネジメント・若手育成・経営補佐などの管理職ポジションを求める企業が増加していることがあげられます。これらのポジションには、ある程度の経験とノウハウがあることが前提であることが多いため、40代にスポットが当たるというわけです。

最近では、「ビズリーチ」や「JACリクルートメント」といった役職や管理職といったハイクラスの求人のみを扱っている転職エージェントもあり、以前よりは40代の転職活動がスムーズになりつつあります。

40代での転職は企業が求めることが変わってくる

40代の転職では30代までの転職とは違い、企業側が「40代の転職者に何を求めているのか」ということをしっかりと理解しておかなければいけません。

企業側が40代の転職に求めているのは主に3つです。

この3つ全て満たしている人は、40代であっても転職活動がスムーズに行く可能性が高いでしょう。ここではそれぞれの項目について詳しく紹介していきます。

マネジメント経験があるか

マネジメント業務は一般の社員よりも責任を伴うポジションです。そのため、自社にはマネジメント業務を任せられる人材や、やりたがる人材がいないと悩んでいる企業も多く、すでにマネジメント経験がある人は即戦力として重宝されます。

管理職の経験は評価が高く、市場価値もあるので、マネジメント部分に経験や自信がある人は早く転職先が決まることも多いでしょう。

応募する仕事に直結するスキルや実績があるか

40代の転職では経験や実績のある同業界、同職種での転職が好ましいとされています。なかには、全くの異業種で未経験のキャリアチェンジが叶うこともありますが、採用にいたるのはごく少数と考えておいたほうが良いでしょう。

その理由は、企業側に立って考えてみることで見えてきます。ある求人を出した結果、2人の40代から応募がありました。一人は未経験、もう一人は経験者。あなたが面接官ならどちらを選びますか？

圧倒的に「経験のある人」の方を選ぶ人が多いのではないでしょうか。

40代での求人は、ある程度スキルがある人を求めていることが多く、同じ求人に複数人の応募が合った場合はスキルや実績の高い人から採用されやすくなります。のため、スキルや実績のある人であれば、40代だからといって転職が決まりにくいということはありません。

ただし、スキルや実績に関しても、実際に”何をしたのか”を明確にして、転職先では”その経験がどう活かせるのか”を提示することが必要です。

既存社員ともなじめる順応力があるか

転職先では自分より年下の上司がいる可能性もあり、また生え抜きの社員等への反発があることも。スキルや実績がありマネジメント経験があったとしても、社風文化や既存社員への順応能力がなければ、社内で浮いた存在となってしまう可能性があります。

そうなってしまうと人間関係の悪化から早期退職に繋がりかねませんので、順応力は面接の段階でも重要視されています。ビジネスとして、さまざまなシュチュエーションを想定した上で、円滑にコミュニケーションを図れる人材であることが求められます。

転職サイトを利用するときに注意すること

数ある転職サイトから、40代の人はどのように求人を探して行けばいいのでしょうか。その答えを知るべく、編集部では実際に40代での転職に成功したことがある男女を対象に「転職サイトを利用する時に注意していたことは何ですか？」というアンケートを行いました。

ここでは、アンケートの結果をもとに、どのような部分に注意すれば成功への近道となるのか詳しく紹介していきます。

最初から条件検索を絞りすぎない

一見、希望条件を絞って探したほうが効率が良いと思われがちですが、この方法はおすすめできません。条件にこだわり、最初から絞り込みすぎてしまうと、求人数が少なく場合によっては「0」という可能性も。

こだわりすぎて、少ない求人数から探すよりは、ある程度幅を持たせて検索することで、チャレンジできる数を増やす方が良いでしょう。条件が多少合わないと思った案件や、求人欄には記載していないことでも、実際に面接時に確認してみると希望条件が通ることや、実は好条件で合致することもあります。

上記のことから、条件はできる限り絞り込まず、幅広く検索してみることが大切です。

40代以上の求人に強みを持っているかを確認する

運営している転職サイトが、40代の求人に力を入れているか、入れていないかの確認は必須です。「40代からの求人も多数あり」と記載があっても、実際には数えられるほどしかないという場合も多数あります。

転職サイトにもターゲットとしている年齢層があります。口コミ体験談や、転職サイト内でのコンテンツを見てみて、20代向けが多いと感じれば、その転職サイトの利用優先度は下位にして問題ありません。ミドル層の求人を多数扱っている転職サイトを優先的に利用するようにしましょう。

有効求人倍率が低いため複数サイトに登録する

転職サイトを使用して転職をする場合、複数のサイトを登録しておくのがマストです。これは、増加傾向にあるとはいえ、まだまだ40代の転職の有効求人倍率は低いためです。

少しでも選択肢を増やすために複数のサイトに登録をしておき、満遍なく利用することで複数の求人を見つけることができ、応募数や面接数も増やすことが可能です。

参考）厚生労働省東京労働局

40代の転職に役立つ転職サイト一覧

ここでは実際に40代の求人に力を入れている転職サイトを紹介します。どの転職サイトも40代の求人に特化していたり、転職実績のあるサイトばかりです。転職を考えている人は一通り登録してみるのもおすすめです。

キャリアアップ転職に強い「ビズリーチ」

ハイクラスに特化した転職サイトです。40代向けの求人が多く、ワンランク上のキャリアアップを狙う人におすすめです。ビズリーチは管理職系の求人も多数あるのでマネジメント経験がある人は登録していきたい転職サイトです。

自ら応募することもできますが有料の会員登録が必要になるのがネック。ただし、ヘッドハンティングやスカウトであれば無料で利用することが可能で、この方法で転職に成功した人も多く、まずは無料会員での登録をおすすめします。

求人情報数	約90,000件
非公開求人数	–
対象エリア	全国対応
お勧め層	年収500万以上（年令層による）の方にお勧め

高年収層に特化した「JACリクルートメント」

「JACリクルートメント」はミドル層・ハイクラス向けの転職サイトです。外資系などのグローバル企業が強みです。大手企業の求人を多数を取り扱っており、専門性の強い求人が多いです。求人により担当がかわるので、何人かのコンサルタントと打ち合わせする必要があるので、急いで転職したい人にはやや不向き。しっかりと納得の行く転職先を探したいという時にはおすすめです。

高年収・ハイキャリアに特化した転職エージェントのため、現在の年収が500万円以上ある人は率先して登録したい転職サイトです。

ハイクラス専門の40代向き「CAREER CARVER」

求人広告の老舗「リクルート」が手掛ける「CAREER CARVER(キャリアカーバー)」はハイクラス専門の転職サイトです。大手企業の優良求人が豊富で、年収800万~の求人に絞っています。求められるスキルや人物像もハイレベルで、現在年収600万円以上の人が利用したいサイトです。自分で求人を見て応募するか、ヘッドハンティングからのスカウトを待つ形のため、ヘッドハンティングから連絡があればエージェント並のサービスが受けられます。登録が完全無料なのも嬉しいポイント。