前職を辞めて大学院へ進学し、しばらく経ってからのことだった。

大学を出てすぐの新卒の子達が俄に慌ただしくなってきた。インターンシップの応募を一斉に 始めたのだ。私が大学3年の頃は10月に合同説明会が始まって4月に面接が始まり5月には内定、という流れだったが、今は後ろ倒しで4月に採用活動が皮切 りになる為、前年の夏から秋にかけたインターンシップが就職に大きく作用するらしい。へぇそんな就職事情になっているのか、と横目で見ながら、そういえば 転職活動もそろそろ始めなきゃなぁなんて呑気に考え出したのがきっかけだった。その日の課題を一通り片付けてから、転職をした同年代の友人も活用していた 転職サイトに登録し、転職エージェントとの面談を申し込んだ。


同じ目線で相談したかったので、20台後半ぐらいの女性のエージェントに申し込んだのだが、体調を崩されたとかで上司の男性の方が面談してくださることになった。渋谷のカフェに14時。とても丁寧に当日の朝にまでリマインダーのメールが来た。


少し緊張していたのだが、エージェントの方が気さくな方で終始和やかに面談できた。転職事情に無頓着な私にも基本的なことから教えてくださり、卒業までの間を有意義に過ごせるようインターンを薦めてくださった。30分程の面談で私の疑問には全てお答え頂いた。
ただ、全く満足かというと少し「もやもやする」というのが正直な感想だ。「もやもや」とは曖昧な表現で恐縮なのだが。おそらく私の中で転職活動における エージェントの位置付けがはっきりわからなかったのだ。私の疑問には全て答えてもらったのだが、飽くまで私の疑問ベースだった。

転職の右も左もわからない 状態で「一緒に進んでいきましょう」と言ってもらえることを期待していた私にとってはいささか拍子抜けだった。行きたい企業や業種が明確にある場合に、そ こにアクセスしやすいエージェントを探す、というのが本来のプロセスなのだろう。今回は私の勉強不足の為に「もやもや」してしまい、このエージェントさん に連絡することはもうないかと思うのだが・・大事な転職というイベントなので、本当に寄り添って親身にアドバイスしてくださるエージェントさんと出会いたいと思う。